どうも~カサゴンです。
「ロッドの継ぎ目がスカスカになった」「キャストしたときにロッドがとれてしまった」など、どうしたらいいのかわからない人は多いかと思います。
継ぎ目がゆるくなったまま使っていると「キャストしたときにロッドが折れてしまう」「すっぽ抜けてしまった」ということはよくあります。トラブルが起こる前に対策が重要になってきます。
この記事では、実際に私が普段行っているメンテナンス方法をについてわかりやすく解説します。
- 釣り歴20年以上オフショアからショア、ライトゲーム、チニングまで様々な釣りを楽しんでいます。
- 一年を通して、休みの日は海へ釣りに行きます。
- リールは、シマノ・ダイワ・オクマ・アブガルシアなど使用経験があります。
- 中古品を中心にメンテナンスをしながら使用してます。
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この記事では以下のような人におすすめ!
- 自分でロッドのつなぎ目のメンテナンスできるようになりたい人
- ロッドを永く愛用したい人
- ロッドを折りたくない人
- フェルールワックスの使用方法を知りたい人
- ロッドを永く愛用できるようになる
- ロッドの購入やメンテナンス等の費用が少なく済む
注意点:メーカーやロッドの種類によって、フェルールワックスを使用すると保証や修理の対象外になってしまうことがあります。気になる方は、事前にメーカーに問い合わせして確認することを推奨します。
ロッドがとれてしまう原因は?
2ピース以上のロットは、接続部(ジョイント)の抜き差しをする必要があります。原因の一つに、繰り返し抜き差しすることで接続部がすり減り、ゆるくなってしまうことが考えられます。
差したままにすると接続部が固着する
2ピース以上のロットを抜き差しせずに使用していると、接続部が固着してしまい外しにくくなってしまいます。固着したものを無理やり外すとロットが折れてしまいます。
こんな症状がでたら要注意


接続部がすり減り、ゆるくなったことで「本来接続したときに、止まっていた位置で止まらない」症状がでます。そのまま放置すると、最悪の場合、破損して使えなくなってしまう可能性があります。
例えば、キャスト時に、ロットが折れる。ロットがすっぽ抜ける。魚とのファイト中に、「つなぎ目から折れる」などが考えられます。ロットが折れてしまうと、手痛い出費となってしまいます。

ロッドが折れる前に、メンテナンスが大事
ロッドの継ぎ目 メンテナンスに必要なもの

- フェルールワックス
- 綿棒
- 接着剤(液体がオススメ)
- 耐水ペーパー(#240、#1200)
- ウエス
- 新聞紙

フェルールワックスは「スミス社製品」が塗りやすく、釣具屋さんで入手しやすいのでオススメ

耐水ペーパーは、カインズなどのホームセンターで 1枚 数十円で入手できるよ
セリアやダイソーでも入手できます。
フェルールワックスの販売先は「スミス」と「ティムコ」
フェルールワックスの販売先は、主に「スミス」と「ティムコ」の2つです。入手先は、釣具屋、楽天やAmazonなどです。
フェルールワックスの使用目的は
使用目的は、ロッドの継ぎ目の固着防止、緩みやガタつきを抑えることです。
フェルールワックスの成分は?
主な成分は、2種類「天然ワックス」、「パラフィン」です。
フェルールワックスの使用上のポイント
- フェルールの部分の汚れをふき取りる。
- ワックスを薄く伸ばしムラなく塗布する。
- ロッドを軽くねじるように回しながらワックスが全体に馴染むように抜き差しする。
- 厚く塗布し過ぎると差し込むことが出来なくなります。
- 必ず、少量ずつ塗布し、コミを確認しながら作業をすることをお勧めします。

慎重にフェルールワックスを塗ろう
ロッドの継ぎ目 メンテナンスの手順
- 手順1 汚れをふき取る
- ①ロッドのバット側の汚れをウエスで拭き取る。
- ②ティップ側の中側を綿棒で拭き取る。
- すり減りが浅いときは、手順Aを飛ばし手順2へ進む
- 手順A 接着剤で厚みを調整
- ①新聞紙を広げます。
- ②新聞紙の上で、バット側のつなぎ目に、接着剤を塗布します。
- ③塗布後、30分くらい乾燥させます。
- ④乾燥後、#240の荒めの耐水ペーパーを水につけます。
- ⑤ロッドの継ぎ目に、耐水ペーパーを巻きつけます。
- ➅一定方向に、耐水ペーパーを動かし削ります。
- 手順2 フェルールワックスを一定方向に薄く塗る
- ①フェルールワックスを薄く塗ります。
- 手順3 何回か抜きさして全体になじませる
- ①何回か抜きさしをして全体になじませる。
手順1 汚れをふき取る
①ロッドのバット側の汚れをウエスで拭き取る。

②ティップ側の中側を綿棒で拭き取る


つなぎ目は、ゴミやカーボン繊維が削れたカスなどが付着しやすいです。
気になる方は、普段から拭き取りましょう。
すり減りが浅いときは、手順Aの作業を飛ばし、手順2へ進む。
手順A 接着剤で厚みを調整(すり減りが浅いときは、手順Aの作業を飛ばす)
①新聞紙を広げます。
②新聞紙の上で、バット側のつなぎ目に、接着剤を塗布します。
※新聞紙は、床等に接着剤を垂らさないようにする為

③塗布後、30分くらい乾燥させます。
④乾燥後、#240の荒めの耐水ペーパーを水につけます。
⑤ロッドの継ぎ目に、耐水ペーパーを巻き付けます。
➅一定方向に、耐水ペーパーを動かし削ります。

途中何度か、ロットを差し込み、入り具合を確認します。
全く入らない場合は、もう少し削ります。
きついながら入るのであれば、#1200の耐水ペーパーに変更して微調整をしていきます。
ロッドが、すんなり入るようになるまで削ります。
手順2 フェルールワックスを一定方向に薄く塗る
①フェルールワックスを薄く塗ります。
薄く塗るだけで十分効果があります。
注意:適当に塗り込むと、径が大きくなり、差し込んだ後に抜けなくなります。

ポイントは、一定方向に薄く塗ること

手順3 何回か抜きさして全体になじませる
①何回か抜きさしをして全体になじませる。
問題なければ完成です。
フェルールワックスを厚く塗り過ぎたときの対処法
厚く塗り過ぎて入らなくなってしまったときは、ウエスで軽く一定方向に拭き、余分なワックスを落とします。入るようになるまで何度か繰り返す。全体に均等に馴染むようにロッドを軽くねじるように回しながら抜き差しをする。無理に力を入れて、抜き差しするとロッドが破損する原因となります。

力任せは厳禁
まとめ 大切なロットが破損する前に…
今回はロッドの継ぎ目のメンテナンスについて紹介しました。普段から汚れをふき取ったり、緩み止め防止で、フェルールワックスを塗るだけでも全然違います皆さんもロッドのメンテナンスをして、愛着のある道具を永く愛用しましょう。以上、皆さんの参考になれば嬉しいです。
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