
どうも~カサゴンです。
近年の釣りブームにより、人気ポイントは混雑していませんか。
サーフに行けば人。
堤防に行っても人。
釣り公園にっても人。
港に行っても人。
どこも人だらけで、うんざりですよね。
特に最盛期になる夏から秋は、場所取りが必要なほどです。
釣りブームが起こる前は、朝4時頃行けば好きなところに入れたはずなのに…それが今では深夜1時で人がいっぱい。
前日から場所取りをしている猛者も居ます。
せっかく入れても隣の人と距離が近く、ライントラブル等に巻き込まれてイライラ。
トラブルに巻き込まれて、突然起こる時合が来ても逃がしてしまう。
人混みが多い釣りは、嫌になりませんか?
そんなあなたにご紹介したい釣りがあります。
それは「チニング」です。
今回は、チニングについて紹介をしようと思います。
チニングとは?
チニングとは、クロダイ(チヌ)やキビレ(キチヌ)をルアーを使用して、釣る釣法です。
クロダイ、キビレはカニ等を餌にして、釣りをする餌釣りがイメージがありますよね。
また、クロダイやキビレは、警戒心が高く、人を見かけると逃げていき中々釣るのが難しいです。
その反面、好奇心旺盛で、ルアーにも果敢にアタックするほど気が強い性質も持っています。
チニングの基本は、ワームでボトム(海底付近)を探ります。
海底を探りながらアタリをとり、ヒットした後の力強い引きを楽しむことができる魅力ある釣りです。
河や湾内など釣れるエリアが広く、身近なエリアでも釣ることが可能です。
クロダイは、牡蠣殻や貝殻があるようなエリアが多く、キビレやコチは、砂泥エリアにいることが多いです。
水温が上がる夏にかけてハイシーズンとなり、昼夜問わず釣れるので人気が出てきている釣りです。
釣れるエリアが広く、昼夜問わず釣れるので人混みを避けてできる釣りでもあります。
チニングで釣れる魚
チニングでは、クロダイ、キビレ、マゴチなどが釣れます。
クロダイ

よく釣れるサイズは、30㎝までが多く、50cm以上はレアです。
マダイに比べると成長速度が遅いです。
クロダイは、内湾を好みます。「川鯛(カワダイ)」とも呼ばれています。
エビやカニ、貝、海藻類などを餌とする雑食です。
クロダイは、食べることもできます。生殖地域や餌によって臭みが強い個体もいると言われています。
キビレ

釣れやすいサイズは、30㎝前後が多い。45㎝以上はレアです。
キビレは、クロダイの中までよく似ています。見分け方は、キビレは、ヒレが黄色いのが特徴です。
クロダイ同様、エビやカニ、貝、海藻類などを餌とする雑食です。
キビレは、食べられる魚です。クロダイより臭みが少ない個体が多いと言われています。
マゴチ

湾内で釣れるサイズは20~30cm前後が多いです。サーフに比べると小さい個体が多いです。
水深30m以下の浅い砂地に生息しており、エビや魚を捕食します。
ズル引きが基本の誘い方
根がかりしにくい砂地では、着底後のズル引きが基本になります。
底付近をカニやエビが歩いているイメージで操作すると良いです。
リールを巻いて動かすでもいいのですが、竿でさびくのもおすすめです。
どんなタックルがいいの?
張りの強いロッドと感度のよいベイトリールが良いです。◎
持っていない方は、流用可能なメバルロッドやバスロッドなどのML~MHクラスで流用可能です。
注意点は、根がかりが多い場所だとスタック※1しやすいので張りが重要になってきます。
※1スタックとは、例えば、岩と岩の間等にオモリやルアーが挟まってしまい根がかりすること。
ベイトリールに限らず、スピニングリールでも流用可能です。
ベイトリールは、ブレが少なく感度が良く明確にわかる。ボトムバンピング※2するときに楽。その一方で、飛距離がでません。
スピニングリールは、遠投するときは楽です。手返しが悪く、ボトムバンピングするときは、やりにくさがあります。ハイギアがオススメです。
※2ボトムバンピングとは、リフト&フォールのことです。
ラインは0.6~0.8号を使うのが一般的。
慣れれば0.4号の方が着底がわかりやすく、使いやすいです。
慣れてない人は、0.8号から使ってみるのがオススメです。
ラインを太くすると根がかりしたときに、回収できる確率が高い。
その一方で、水や風の抵抗を受けやすくなり、感度が悪くなる。飛距離が落ちることも考慮が必要です。
リーダーは、フロロカーボン2.5号前後を使うのが一般的です。
流行りのフリーリグとは?
最近の主流の一つともなっているほど定番になっているフリーリグ。
ゴムのストッパーを使用し、重りがフックとの間を自由に動く事からその名が付きました。

上記の写真の仕掛けは、カサゴンの手持ちのもので、考えてつくった仕掛けの一例です。
専用の仕掛けじゃなくても十分に釣れます。
初心者の方は、まず「ユニノット」という簡単な糸の結び方をマスターしましょう。
結び方を覚えると、自分でオリジナルの仕掛けを作ることも可能です。
もちろん専用のものだけで揃えれば、釣果UPにもつながります。
ただ、専用の物だけで揃えると費用が高くなる可能性が高いです。
メリット
・障害物のすり抜け安さ
・引距離が出やすい
デメリット
・仕掛けを作るのに時間がかかる
フリーリグのオモリにタングステンの物を使うと、鉛のオモリよりも小さくなり、飛距離が出やすい。感度もよくなりますが、値段が高いです。
カサゴンは鉛のオモリを流用しています。
これで、十分な気もします。
定番のジグヘッドリグとは?

もう一つの定番リグにジグヘッドリグがあります。
針とオモリが一体化している特徴があります。
メリット
・フッキング率が良い
・仕掛けを作るのが簡単
デメリット
・根がかりが多くなる
・飛距離が出にくい
フリーリグで反応がでない時に、使用すると良いかもしれません。
オススメのジグヘッド:デコイ タンクヘッド
着底が分かりやすく、フック太軸なので、クロダイの固い顎を貫きフッキングしやすく、針も潰されにくいです。
ワームのカラー
ワームのカラーで、迷うときは、基本を大切に。
① 日中の澄潮→澄んでいると、魚は警戒します。そんな時は、ナチュラルなカラーや、水色に溶け込む色が良いです。
例:クリアカラー系、ウォーターメロン、シナモン等
② 日中の濁り潮、夜間→濁りや夜は、魚の警戒心を解き、食いが良くなります。少し、目立出せるカラー良いです。
例:グリーンパンプキン、リップライソガニ、赤ミソ等
カサゴンは、グリーンパンプキン、リップライソガニ、クリアカラー系の計3種類をローテーションして使用してます。



ワームの種類
ワームの種類が多くどれがいいのか迷いますよね。
そんなときはシンプルのものが一番。
クロー系ワーム(ザリガニ、エビの形をしたワーム)のみで十分です。
アピール力により食いに差がでます。アピール力の大小で使い分けをしてみましょう。
アピール力大:(例)クレイジーフラッパー2.8インチ、アーバンクローラー2.5インチ


アピール力小:(例)カバークロー2インチ、バトルホッグ2.6インチ


「としなし チヌ」とは?
みなさんは、「としなし チヌ」という言葉聞いたことがありますか?
ネットで検索してみると、「サイズが50cm以上のチヌ」を示す言葉です。
一説には、何歳か不明なくらい生きていることから「としなし チヌ」と言われています。
目安は、50cmで17歳くらい。
また、50cm以下のサイズでも20歳を超えている個体も中にはいるとの情報もありました。
もう少し、研究が進むことを楽しみにしてます。
チヌの年齢は、サイズで判断できないということですね。
まとめ
チニングは、釣れるエリアが広く、夏にかけてハイシーズンになり、昼夜問わず釣れやすくなります。
HITすると強い引きも楽しむことができ、人混みを避けて楽しめる魅力ある釣りです。
また、チニングは、タックルの流用ができ、初心者でもチャレンジできる釣りでもあります。
皆さんも人混みに疲れたときは、チニングに挑戦してみてはいかがでしょうか?
専用タックルを揃えなくても、釣りを楽しみましょう。
50cm以上のチヌを釣って、みなさんからの「としなし チヌ」釣れたよー!報告お待ちしております♪
以上、皆さんの参考になれば嬉しいです。
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下記の記事は、チニングの最新釣果です。参考までにどうぞ。
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